学生の頃の話ですから、もう10年位前の話になるでしょうか。
私はバイク便ライダーのアルバイトをしていた事があります。
当時はまだインターネットが未発達でE-mailなんていう便利なものはありませんでしたから、企業の情報伝達手段はファックスが中心。
でも、ファックスだと秘匿性も薄いですし、送りたくても物理的に送れない書類などもありますから、そんな時にはバイク便がとても便利。
凄い需要があったようで、バイク便業者は乱立状態で、「車で町を走ればビュンビュンとバイク便のライダーが走り回っている」といった状態でした。
私はライダーはやっていましたが、実は自分でバイク便を利用したことはなく、そのまま縁もないままサラリーマン生活を過ごしていました。
先日急に展示会用のサンプルをクライアントに送らなければならなくなったのですが、その日は派遣の女の子は二人ともインフルエンザで休んでしまっていて
会社には雑用をこなしてくれる人が誰もいませんでした。
急ぎのサンプルで私が持って行けば良いのですが、あいにく来客予定があって私も外出ができません。
どうしようかと困っている時に「そうだ、バイク便があった」と思い立ち、インターネットで業者を検索してみました。
もうバイク便業者は無くなってしまったかと思っていましたが、なんと私がバイトをしていたバイク便の会社はまだ健在で、色々なサービスを考案して頑張っているようでした。
もちろん私は自分がOBであるバイク便会社に配送を依頼。
なんだか懐かしく、嬉しい気持ちになってしまったので、集荷に来た後輩ライダーに思わず「頑張れよ」と声をかけてしまったのでした。
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