私の甥がこの春から行政書士になりました。
「行政書士」とは、行政書士法という法律に基づく国家資格のことで、主な業務内容は、官公署に提出する書類および権利義務・事実証明に関する書類を作成することと、その作成に伴う相談に応じること、そして提出手続きの代理で行うことの3つです。
行政書士には国家資格に合格した人と、弁護士、弁理士、公認会計士、税理士といった職業に就いている方(資格を有する方)も仕事をすることができます。
しかし、試験に合格したからといって簡単に名乗れるわけではなく、日本行政書士会連合会という特別法人に登録する必要があります。
登録をすると、徽章が渡されますがこれを誇らしげに私に見せてくれた時は感動しました。。
デザインは、10枚のコスモスの花びらの中央に篆書体で「行」とあり、純銀の台座に金メッキが施されております。
また上記で「書類の作成」と記しましたが、これが至難の業です。
商業登記法や建設業法といったあらゆる法律に関する知識や理解度が求められ、他の法律によって制限されている行為がないかを見極めたうえで書類を作成するわけですが、更に要旨を的確に表現する文章力もなくてはなりません。
私の仕事の関係先でも、建設業許可を東京で申請するのに、専門の行政書士に依頼していますが、素人の私にはその届出の書類を書けと言われてもおそらく正しく書ききることはできないと思います。
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