中小企業の破綻が突然なのは、資金調達失敗による不渡りで一気にというパターンが多いですが、勤め人からすると月末の集金がうまくいかないくらいでどうして?と思う事も多いと思います。
しかし、実際に商売をしてみたことがある方は分かると思いますが、企業間での売買は基本的に売り掛けです。
つまり、売上が経ってからお金になるまで1~2か月の帰還がある事。
そして、仕入れも同様です。
仕入れや経費の請求が1~2か月遅れで請求があり、売り上げがお金になるのも同様にタイムラグがあるのでここで計算を間違うと、支払期限に現金がないという状況になります。
それを急遽埋めるために借金をして凌ぐという事をすると、今度は月末に借金の返済が加わります。
これが曲者で、一度でも返済が遅れると全額回収というのが普通、ある程度猶予があるのは銀行の融資ですが、それでも2回目でアウトです。
したがって、支払いを凌ぐために融資を受ける時点ですでに経営のバランスは崩れていて、翌月から苦しさは二重になる、それを防ぐには融資以外で現金を調達する必要があるというわけです。
売り掛けが大きい業種ならファクタリングという手があり、すでに売れているが入金待ちという状況を即日現金化してもらえる売掛金売買契約を使うのが賢明でしょう。
ファクタリングサービスを使えば、手数料を引いた売掛金差額を資金として即座に手に入れることができ、それを返済する必要もないのですから。
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私の世代、アラサーくらいの人間の会社でのポジションはおおよそ中間管理職が多いです。
脱サラして起業した人や、元々自営業の日ともいますが同級生の割合からするとほとんどが係長から課長クラスでした。
特に役職が無かった頃は上司からの叱咤激励も、周りがすべてが先輩であり自分は新人という事もあり、どうすればいいんだという感じに「堪えた」という記憶はあまりなかったのです。
しかし部下が出来て、その部下がある程度のポジションともなるとその直属の人間である自分の評価に関わってくるというジレンマからかなり人間関係に悩みました。
自分の失敗ではないのに責任が自分に来るという事が、思ったように体が動かないようなじれったい感情にさいなまれたのです。
しかしこれもしばらくしてから、部下を育てるというスキルが自分に足りなかったから失敗したのだという考え方を持つことで、結局、この責任は自分にあると考えることができるようになりました。
すると不思議なもので、部下の失敗を想定した段取りを組めるようになり、チーム全体の成績が向上し出したのです。
人間関係の改善とは、経験上、人に変化を求めるよりも先に自分が変わらなくてはいけないという事を実感した次第です。
ここ数年、不動産投資が人気を集めています。
サラリーマン大家という言葉があるとおり、会社員の方の副業としても人気の高い資産運用になります。
不動産投資とは、物件を安く購入して物件の価値が上がったときに売却してその差額で利益を得ること、アパートやマンションなどといった物件を購入して、その物件を貸し出すことで毎月の家賃収入を得る、といった投資になります。
家賃収入型では、株式投資やFX取引などとは異なり売買によって利益を挙げる必要はありません。
入居者がいる限り毎月安定した利益(家賃)を挙げる事が出来ますので、毎月の収入金額を予想しやすく、その後の資産形成計画が立てやすくなります。
又、確定申告を行う事で所得税や住民税を軽減することも可能ですので節税効果が期待できるのも特徴のひとつです。
株式投資やFXのような投資法を学ぶ事や経済情報を把握して将来の動向を予想するなどといった特別な知識は必要ありません。
大切な事といえば、土地や建物の価値、賃貸需要が豊富な立地なのか、そして物件価値を高める事が出来るのかどうかという事になります。
土地や建物の価値というのは、一般の方では解りづらいものがありますので、その辺りは信頼のおける不動産業者との付き合いがポイントになります。
又、物件価値を高める方法のひとつに、最近では安い中古物件を購入してリノベーションやセルフリフォームするといった方法で物件価値を高める方は増えてきています。
のぼり旗にもいろいろありますが、私に身近なものは、仕事柄営業でイベントに出展するときに使用する自社ブランドや商品ののぼり旗です。
食品の営業をしておりますので、スーパーなどのバイヤー向けのイベントからお店の店頭での催事、公園などで行う出店のイベントなどには、必要になります。
イベント会場は基本的に殺風景。テントとテーブルのみ。
そこに目立つために旗を立てております。それには、イベントを賑やかすことに必要です。
こういった販促品は、専門のサービスをネットで探した方が安い事が多く、1枚でもデザインOKで2000円代くらいでかなり立派なのぼり旗を作ることが出来ます。
イベント感が出て、のぼりがたくさん立てば賑やかになり、近くを通るだけでテンションがあがります。これによりバイヤーとの商談のときに明るい印象や賑やかな印象をつけることが出来、とてもいい効果が表れます。
もう一つは繰り返し同じデザインのを立てることで会社のイメージが付きます。
遠くからでもあの会社がまた来ていることがわかります。それによりリピーターを増やすこと、人気が出ているとのアピールが出来ることなどの効果が見られています。
商品とのぼりのカラーを合わせることでさらに商品のイメージをつけることが出来ますので、新商品で力を入れているものは商品、のぼり、チラシ、ポスターの色を合わせ、逆にテーブルなどを出来る限り商品を目立たせるための色に合わせることでより効果的だと考えております。
私は遺跡を発掘・調査する民間企業に勤めていたことがあります。
実はこの仕事、測量業務と密接な関係があるのです。
実はこの仕事、測量業務と密接な関係があるのです。
遺跡の調査をする際、記録図面や地点記録を残すのですが、これらは主に世界測地系に合う座標を持たせます。
地球上のどの位置で確認できたものであるのかを記録するのです。その必要から、遺跡調査がまだ県や市町村の教育委員会主体の頃から、測量だけは民間会社に委託される事が多くありました。
そのため、遺跡調査の(測量が主ですが)ノウハウを持った測量会社が新たに遺跡調査部門を設ける事が多くなりました。私が所属する会社もその1つです。そして10~15年前から「遺跡調査には民間企業を活用すべし」という風潮となり、今ではこうした専門企業が集まり公益社団法人をつくるまでに業界が成長しています。
座標を持たせる必要があるとはいえ、遺跡の測量ですので何か建物を造るよりは大雑把な計測をします。3級どころか4級基準点からでも、遺跡内で使用する仮基準点を移設したりします。こうした移設はトランシットなどの機械の扱いが多少わかるようになれば行えてしまうもので、測量士の資格を持っていない私でも行った事があり、測量機器の買取り会社との付き合いもある為、中古の機器を買って一通りの道具は揃っています。
しかし測量士補ないしは測量士の資格を持ったものが必ず入ること、と定められた調査(こうした規定を定めるのは監督義務のある教育委員会です)もあります。こうした時のために測量士補の試験を受ける人は、社内にも少なくありません。かくいう私もそろそろ挑戦しようかなあ、と考えたりします。
遺跡調査の業務内容は多岐に渡りますが、その中でも測量はとても重要なものなのです。