私の祖母が着物好きで、綺麗な柄の着物をたくさん所持していました。祖母は年齢のわりには、とても元気でハツラツとした毎日を送っていました。しかし、そんなある日、祖母が突然くも膜下出血で倒れて、帰らぬ人となりました。
その後は、親戚みんなで形見わけをすることとなりました。新品で使えるようなものや、洋服はみんな持って帰ってくれました。しかし、着物は誰も持ってかえろうとしませんでした。叔父が「処分しよう」と捨てることを提案しました。
でも、私はそれがツラかったですし、着物を着ていた祖母の事を思うと、そんな簡単に捨てることは出来ないと思ったのです。そこで、着てくれそうな、祖母の知人や、とにかく周囲に声をかけて、興味があるひとがいたら貰ってもらおうという事になりました。
私の近所でも、年配の方で着物を着て外出している方がいたので、その人にも声をかけたところ、とても興味を持ってくださって、喜んで貰ってくれました。また、その人が、お友達にも声掛けをしてくれたため、祖母の着物は捨てることなく、しかも、みんなに喜んでもらえた形となりました。
ただ、祖母と同世代の方が身に付けるには派手すぎるものなどは東京の着物買取り業者さんに来てもらいまとめて買い取ってもらったそうです。
ただ、祖母と同世代の方が身に付けるには派手すぎるものなどは東京の着物買取り業者さんに来てもらいまとめて買い取ってもらったそうです。
処分する時は、まだ着れるような状態のよいものなら、着てくれる人を探して、その後も活用してもらうのが一番だと実感しました。
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