私は数年前から自炊に凝りだして、それまで知らなかったキッチン用品の便利さにいちいち感動して周囲には少々引かれている感がある。
	職場の友人が、他愛ない会話の中で「買ってよかった物」として「野菜水切り器」をあげていたので、気になってはいたものの、正直、買うほどのものではないと思っていた。
	場所も取るし、なくても困らないものだからである。そんな折、知り合いの結婚式に出席し、引き出物カタログをもたったのでぱらぱらめくっていると、そこに「野菜水切り器」があったので、早速、それに決めて頼んでみた。
	届いたものは、直径30センチぐらいあり、レバーを押すと中のざるが回転し、その遠心力で水が切れる仕組みの物。
	どんなものかと試しにレタスを少々洗って回してみる。あまり便利だとは思われない。
	そこで、レタス一個分を中のざるに入れ、ざぶざぶ洗ったあと、ちぎって水切りしてみた。
	かなりイイ感じである。外の容器に、切った水がたまったものをこの目で確認できるというのも、満足感がある。たくさんの野菜の場合、水切りは一仕事だが、これだとあっという間にできる。しかも、楽しい。
	そして、水切りができた野菜が入った容器を、そのまま冷蔵庫に入れておくことができる。冷えたころには、シャキシャキのレストラン仕様の生野菜に仕上がっている。
	1日分くらいまとめて洗っておいて、必要に応じて取り出して使うのもいい。おかげで、我が家の野菜サラダは、ぐっとおいしくなった。
	この水切り器、ゆであがった麺類や、てんぷらの材料の水切りにも利用できる。
	そんなに複雑なつくりではないので、お手入れも簡単である。これは友人でなくても、私も皆さまにおすすめしたい、手放せないキッチン用品の一つとなった。
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